新宮市議会 2016-09-06
09月06日-01号
○議長(榎本鉄也君) 6番、前田議員。 動議の内容は。
◆6番(前田賢一君) この9月3日付の紀南新聞に掲載されていた記事のことなんですが、水をテーマに魅力発信というこの新聞記事の中で、山西局長、観光の最高幹部、この方が講演されたらしいんですが、その中で、熊野川のことには触れられてなかったと、
世界遺産熊野川、ということで、意見交換会の後、市民ガイドの会が水のテーマの斬新な切り口であるが、世界唯一の川の遺産である熊野川と川舟下りについては、
ガイドブックでは一言も触れていないのはなぜかという質問に対して、局長が、熊野川の本川は濁りが多く、掲載するには絵的に厳しい、これが果たして
河川管理者である和歌山県、まして、観光担当者の最高権力者の答弁なんでしょうかね。この記者は、熊野川で新宮に屈辱というセンセーショナルなテーマで記事の見出し、書いてますけども、まさしくそのとおりだと思いますので、これに対していろいろと質問したいと思います。
○議長(榎本鉄也君) 賛成者、おられますか。 (「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 賛成者がありますので、動議は成立いたしました。 暫時休憩いたします。
△休憩 午前10時10分
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△再開 午前10時35分
○議長(榎本鉄也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△
日程追加変更について
○議長(榎本鉄也君) 先ほど前田議員からの緊急質問に同意の上、発言を許可されたい旨の申し出がございました。 お諮りいたします。 前田議員の緊急質問に同意の上、議事日程を追加変更して発言を許可することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 御異議なしと認めます。 よって、前田議員の緊急質問に同意の上、発言を許可することに決定いたしました。
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△
日程追加変更 緊急質問 9月3日付紀南新聞の掲載記事について
○議長(榎本鉄也君) 6番、前田議員、発言を許可いたします。
◆6番(前田賢一君) (登壇) 議長、発言を許可していただきましてありがとうございます。私、
災害復興対策特別委員会から今回の熊野川濁水・
治水関連対策特別委員会、長年熊野川に携わってきた関係で質問させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 まず、当局にお尋ねしますけども、この9月3日付の紀南新聞、「水をテーマに魅力発信」というのを市長初め幹部の皆さん、ごらんになりましたか。市長、ごらんになりましたか。
◎市長(
田岡実千年君) はい、読ませていただきました。
◆6番(前田賢一君) この新聞記事によりますと、新宮市と東牟婁郡の官民の
観光関係者約60人が出席ということになっておるんですが、市当局からは何名出席されたんですか。それで
観光関係者はどなたたちが出席されたのか、ちょっと教えてください。
◎
企画政策部次長兼
商工観光課長(中前偉君) 私ども、商工観光課から2名、それから、観光ガイドの会、観光協会と出席されているというふうに聞いております。
◆6番(前田賢一君) そのときに、説明後、この山西局長ですか、この方の説明後に、各
観光関係者との意見交換があったと、新宮ガイドの会は「水のテーマは斬新な切り口であるが、世界唯一の川の世界遺産である熊野川と、川舟下りについては一言も触れていないのはなぜか」という質問に対して、局長は、「熊野川の本川は濁りが多く、掲載するには絵的に厳しい」という返答をしているわけですね。で、この見出しが「熊野川で新宮に屈辱」という大変センセーショナルな見出しだったもんで、もうけさ9時からこの担当の記者に来ていただきまして、議会で、議員全員と話をさせていただきました。私はそう感じましたということです。この後、他の取材がありましたので、中途で退席したらしいんですが、その後、どういうやりとりがあったのか、ちょっとお知らせ願いたいんですよ。この記事どおりの内容であったのかどうかということも、これ、あれでしょう、次長、担当課、ちゃんと報告しているわけでしょう、議事録を。
◎
企画政策部次長兼
商工観光課長(中前偉君) 私も金曜日の帰りしなに記事を見まして、この中見出しの屈辱というところにインパクトありましたので、読んでみまして、急遽担当から事情を聞いております。 その後、きのう、きょうとで、担当者、出張なんですが、文書でこの部分だけなんですけれども、報告せよということで、あらかた報告は受けております。
◆6番(前田賢一君) ちょっと詳しく説明してください。
◎
企画政策部次長兼
商工観光課長(中前偉君) この部分ですが、観光ガイドの会の発言については、そのとおりでございます。それから、この熊野川本川は濁りが多くのくだりは、まず最初に、今回のは世界遺産ばかりでなく、新たな観光資源に目を向けるために行うものであるということの回答がありまして、それについて、それでは納得いかないという中で、このくだり、熊野川本川の濁りということが出ているようです。 それから、局長本人も椋呂を通るたびに心を痛めていると、それから、県庁の部署は河川課でもあるので話はしておくというようなことをおっしゃっております。
◆6番(前田賢一君) だから、発言としてはこれで間違いないわけやね。濁りがひどいから、絵的には難しいと、厳しいと、とてもやないけど、世界遺産の川と誇れるような川ではないと、この
ガイドブックに、和歌山県のすばらしさをPRするこの
ガイドブックにこれは載せられないという判断やわな。そういうことでしょう。
◎
企画政策部次長兼
商工観光課長(中前偉君) 私、その場にいませんでしたので、そのニュアンス的にはちょっとわかりづらいところもあるんですけれども、私不思議に思いますのは、県の作成したポスターの中にも清流熊野川という言葉も使っておりますし、あと、先ほど申し上げました世界遺産以外という意味からしましたら、那智の滝も入ってますし、そしてもう一つ、尾崎酒造と熊野川の水、お酒、そのあたりも書いてますので、その辺についてはちょっと首をかしげるかなというような感じはしております。
◆6番(前田賢一君) これ、この記事を見た新宮市民で憤らない人はないと思うんですよ。紀伊半島大水害発生以来5年、市民の皆さん、当局、議会一丸となってこの清流を取り戻すために頑張ってきたんですよ。それで、和歌山県がこれ、
河川管理者でしょう。で、県は観光局を設置して、観光立県を目指しているはずなんですわ。そのトップがこういう発言をするということがまさに腹立たしい限りなんですよね。 県が
河川管理者が清水を取り戻すべく、リーダーシップとってやらないかんのじゃないですか。それをまるで第三者のコメントみたいな話をされておられるでしょう。そう思いませんか、次長。
◎
企画政策部次長兼
商工観光課長(中前偉君) 先ほども申し上げましたけど、私、その場にいなかったので、ニュアンス的にはちょっとわかりにくい部分はあるんですけども、おっしゃるとおり、別の意味で平成20年ごろですが、
洞爺湖サミットに先駆けて、平成の名水百選というのを選定されているんですけれども、そのときも、県の推薦が要るわけなんですね。そのときも県は推薦をしていただいております。
◆6番(前田賢一君) だから、これ、
河川管理者である和歌山県が、観光立県を推進する観光局のトップがこの
世界遺産熊野川はとてもじゃないけど、全国にPRできるような川ではないと、もっと言えば、世界遺産の川として誇れる川ではないということを認めたということになるんじゃないですか、これ。市長、どう思いますか。
◎市長(
田岡実千年君) この局長の発言に対しては、大変残念な思いをしております。新聞記事と議事録だけではなかなか真意がわかりませんでしたので、直接局長からも話を聞きました。今回、先ほどちょっと次長の答弁からもかぶるかもわかりませんが、この世界遺産の周辺で水のきれいなところを紹介したかったというようなこともおっしゃっておりましたが、とにかく、残念だということを申し上げて、期間が1年半ありますので、今後、この川舟下りも取り上げていきたいというふうな話がありました。
◆6番(前田賢一君) それは言いわけですよ、向こうの、県側の。那智の滝が入っているじゃないですか。なぜ、世界遺産、世界で唯一の熊野川が入らないんですか。汚いから、言うてるじゃないですか、ここで。はっきり、絵的にならないと。世界遺産の川と誇れないということを県が認めておるわけですよ。県はそれに対してどうするんだということを市長、突っ込まなあかんわな。あんた、新宮市の代表として。そんな優しいようなこと言やったら、いつまでも、本当に、軽んじられるで。断固として、市長、抗議するという気持ちはないですか。知事、あるいは、県、当局、河川課。
◎市長(
田岡実千年君) 今回、電話だったんですが、そういう抗議の気持ちは伝えたというふうに認識しております。
◆6番(前田賢一君) 何て、もう1回。
◎市長(
田岡実千年君) そういう抗議を、まだ、電話でしかしておりませんが、こちらの遺憾の意は伝えてございます。
◆6番(前田賢一君) 一度赴いて、知事、あるいは、この山西局長、河川、県道整備部か、河川課長か、この辺に対して連携とっているというのであれば、その人らに対して抗議と今後の対応、
世界遺産熊野川の保護ということを真剣に求めてくださいよ。それ、やっていただけますか。厳重抗議やで市長。厳重抗議。
◎市長(
田岡実千年君) しっかりと抗議してまいりたいと思います。
◆6番(前田賢一君) これ、実際に川舟観光、あるいは、観光ガイドの会の方々、また、川舟の乗客に対して、大変失礼な話なんやと思うね、これ。全くそうでしょう。けさも開会前に、新宮市歌、斉唱しましたよね。山紫に、水清く、これ、もう水清くというのは歌詞かえなあかんのちゃうの。このようなままでは。担当の向井部長、きのう、一緒に松尾先生、中部大学の、一緒に行っていろいろとアドバイス受けてきたんやけども、この川に対してどう、今後どう対応すればいいと思うか、それと、この記事を見てどういう思いを持ったか、ちょっとお話し願えますか。
◎企画政策部長(向井雅男君) 僕も新聞記事だけですので、前後のやりとりについては、本人が出張から帰ってきてからもう少し担当課長とその辺はニュアンスも含め、本人が言ったニュアンス、感じも含めながら、少し精査をさせていただきたいと思いますが、ただ、観光局長という職を考えれば、今の熊野川の諸問題については当然知っているというふうに思います。 そういった諸問題を知った上で当然県内の、庁内の会議では観光部門としてどうあるべきか、それを観光立県の中でどういうふうに知名度を上げていくか、打っていくかということを濁水対策も含めた中で当然進言していく立場にあるというふうに思いますので、そういうことを考えれば、この記事を読んだときに、少し違和感を感じましたし、残念な思いはさせていただいたということで、その辺は同じ思いだと思います。 昨日、委員長と一緒に松尾教授とも話をさせていただきましたが、なかなか県、国が陳情要望の中で動きが鈍いという中で、政治的な動きも必要だというふうに松尾教授からもアドバイスをいただいておりますし、今後、議会とともに、一緒に、同調させていただきながら、要望活動にする必要があるのではないかというふうには感じております。
◆6番(前田賢一君) 今、松尾教授の話も出たんですけれども、教授もこの新聞記事見ていただいたときに、水をテーマに魅力発信というんであれば、まず、
世界遺産熊野川ですよと、それを外すいうのがまずもっておかしな話。なぜかというと、この汚れた川を世界遺産の川と紹介することが嫌なんですよ、県は。あんた、
河川管理者として、和歌山県、どういう管理しとるんだと、常にそういう態度なんですね。 だから、もっと、今のままではこれ、申しわけないけれども、これ、掲載しにくいと。しかし、こういう施策をとって、早急に清水に戻す努力をすると、和歌山県の方針はこうですと言うた後に、こういうコメントがあるんやったら、構わんのや。それもなしにやぞ、絵的には難しいて、何を第三者みたいなコメントしとるんだと、まさしくこれは看過できん、こういう発言は。これ、体質や、県の。認めたことになるでしょう、和歌山県自体が。これ、見たら、余計いろんなところへあれするんちゃうの、キャンペーン張るんちゃうの。A4版30ページの
ガイドブックやと。近畿・中部の主要観光案内施設に配置、イベントで配布を予定する、阪神阪急グループと連携して、電車内の中づり広告を行っていると、これ、本来なら、
世界遺産熊野川、PRの絶好のチャンスなんですよ。それができない川になっているんですわ。ということは、世界遺産としての値打ちがない川に成り下がっているんですよ、今。 国に言うても、国土交通省に言うても、きれいな水やと、熊野川は近畿管内でも。何がきれいな水なんですか。ヤマメがすめる言うて、潜ってとってこい。冗談やない。 そういう熊野川、きれいや、きれいやというような、キャンペーン張っているよね、これ。 ほんで、全国20河川、氾濫河川の中に熊野川は入っていない。熊野川氾濫という記事が全国飛び交ったでしょう。なぜか。河口から5キロやからや、直轄区間が。直轄区間のとこしか指定してへんのですよ。だから、せめて、本来なら、大斎原までやってほしいですよ。
世界遺産熊野川の保護のために。でも、とりあえず、宮井まで直轄区間延長して、洪水軽減対策やってもらおやないですか、市長。ちょうど、今、二階代議士が幹事長や。飛ぶ鳥を落とす勢いやね、今。世耕経済産業大臣、鶴保さんも内閣府特命担当の大臣になった、今のチャンスをおいて、洪水軽減対策と濁水対策をやるときないで。市長の見解、聞かせてください。
◎市長(
田岡実千年君) そのとおりだと思っております。そういった国会議員の先生のお力をかりて、この機会にしっかりと頑張りたいというふうに思います。
◆6番(前田賢一君) 何度も言うようやけど、その国直轄区間の延長いうのは恐らく国土交通省はしたいでしょうね、やいやい言うてくるから。だから、近江八幡市が要望に行ったときに、いや、おたくはちょっと優先順位低いですよと、一番するとしたら、熊野川ですという国土交通省の発言もあったということなんですよ。 でも、金が要りますわな、これ。国の管轄になったら、洪水軽減対策やらんなんですよね。内カーブに堆積した田長から下流の土砂の撤去、山腹崩壊崩土の撤去、これやらんなんですわ。だから、総務省、財務省がこれ、難色示しているんですよ。だから、幾ら国土交通省の技術者にお願いしても、これは無理、役人では。これは政治力、その今、最大のチャンスがこれ、めぐってきたわけですよ、これ。自民党の幹事長ですよ。市長、今度、11日に行くんやろ、二階先生の祝賀会に。わしらも、議会としても言うけども、市長、真剣に頼んでよ、これ。 電源開発、これも、まあ、ああ言やこう言う、こう言やああ言う、濁水の早期排出と言いながら、何にも手だてせん。こっちが一ツ瀬ダム、宮崎県の杉安ダム、ここについたゲートをあけて、大量に濁水を放出して、下で受ける杉安ダムではその濁水ためんと、バイパスで山を回して、濁水を外に出すと、これが最大の濁水の早期排出なんですよ。それも、地点特性が違うとか、立地的にも、土質的にも十津川水系と一緒なんですよ、ここ。だから、これは黒川部長も1回見てきなさいと、松尾先生も1回見てきなさいということで、視察に行かせてもらったんですよ。市長も行ってくれたけどね。 これ、真剣に市長、考えてやらなんだら、もう県は国向いて、仕事しやると思うよ。国土交通省から怒られんように。市長は県向いて、今、仕事しやるような感じするな。県から何か言われたら、県の言うこと聞かなんだら、予算削られたら悪いとか何とか言うて、しんしゃくし過ぎるんちゃう。 もっと新宮市民のためやったら、敢然と立ち向かわな。以前、平成何年やったかな、世界遺産保護を求める意見書、辻本大先生、議長のときやで、あれ何年やったな。 これは、皆嫌がったんね、当初、二階先生も嫌がったんや、これね。 それで、知事も嫌がったわね。でも、世界遺産というのは登録した文化財、文化遺産の保護を継続するということを世界に約束したことなんやね、これ。だから、国も和歌山県も三重県も、
河川管理者、約束を履行してないということになるわね、このままほっといたいうたら。 それで、識者ぶった人が、いや、これ、文化遺産やから、自然遺産とちゃうから、濁水はしょうないんやと。あほ抜かせ、登録以前あんな川やったか。それと、熊野川、左岸、右岸にある奇岩怪石が熊野権現の持ち物やということで、文化的要素が高いということで登録されたわけやね。 だから、新宮市は一生懸命やっておるんですよ、これ、あっち行ったり、こっち行ったり、頭下げて。 でも悲しいかな、お金もない。そんだけの権限もない。国会議員や、国や県にお願いするだけや。もうやめようよ、そういう陳情政治。だから、和歌山県がこの川は世界遺産として誇れる川ではないと、これ、
河川管理者が認めたということやね。そうでしょう。 そうすると、観光立市を目指す本市にとって熊野川は宝や。今後、どうしてくれる。どういう対応をとって清水に戻す努力をしてくれると、国・県が、ということを確認して、それでも今までと一緒やと言った場合はこれを調査して、世界遺産として登録しなさいよと勧告したイコモス、それを登録したユネスコ、これに来てもらおやないですか。
河川管理者である和歌山県が世界遺産の川としては恥ずかしいということで、キャンペーンにも載せてくれないです。載せないんです。だから、この川を一遍見てくださいと、果たしてこれが世界遺産の川と言えますかと。おたくら、もう十何年になるけども、何回かこれ、確認に来たんですか、調査に。今度はイコモスとユネスコ、責めたらええよ。 そういう思い切ったことやらん限り、絶対、これ清水に戻らんで、100年たっても。電源開発は、泥水発生しようが、清い水発生しようが一緒、あそこの営業方針が安定した電力の供給と地域との共生、何回も言うておるんですわ。電発に、あんたとこね、これ外せいうてね、この営業方針。安定した電力の供給はやっとるわ、泥水でも発電しよるいうて、
世界遺産熊野川汚しとるいうて、心痛まんかいいうて。地域との共生できてないやないかと、できとる思うのか、市長、電発。地域との共生よ。
◎市長(
田岡実千年君) 言っていることとやっていることの違いは感じております。
◆6番(前田賢一君) だから、そういう世界遺産、これも国際権力という言葉使ったら悪いけども、これ、国際公約やからね、外務省を通じていろんな文書が来るらしいんで、この川の件でも。だから、一遍、新宮市としてこのイコモスの調査官、パリの世界遺産センターから派遣してもらおやないですか。それで、どこをどうしたら、危機遺産入りせんでも済むんか。世界遺産登録抹消されるのかということを、国・県に知らしめたらどうですか。 だから、国も県も嫌なんですよ。イコモスとかこのユネスコのこれ出すと。でも、うちはそれしかないやないですか、抵抗するのは。 ドローンも市長の思いか何か知らんけども予算つけてもらえなんだわな。よう考えてくださいね。 それと、県に対しては厳しく抗議と改善、どうするんなと、どういうふうにして、清流を取り戻してくれるんなと。3県知事会議でも、仁坂知事は観光の観点からも、この濁水が非常に困ると、三重県の鈴木英敬知事も、地元の要望はこの濁水対策やということ言っているじゃないですか、これ。 全然進まんのや。だから、どうしたら進むかと、濁水対策。観光立市の柱である。それが違った視点も交えてアプローチせなんだら、通り一遍のお願いします政治では、これ、何ともなりません。 これはこの件ではっきりわかった。 最後に市長、本当に決意一遍聞かせてよ、あなたの。
◎市長(
田岡実千年君) 冒頭にも申し上げましたように、今回の発言については、大変残念に思っておりますし、大変遺憾にも思っております。 今、議員からのお話もありましたように、しっかりと県に抗議申し上げたいというふうに思います。
◆6番(前田賢一君) 和歌山県は第三者的なコメント、こんなんするんやなしに、
河川管理者であるという自覚を持って熊野川対策に対処してもらいたいと思いますので、そのことも伝えてください。よろしく。 じゃ、以上で終わります。
○議長(榎本鉄也君) 以上で緊急質問を終わります。 それでは議事を進行いたします。
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△日程4 諸報告
○議長(榎本鉄也君) 日程4、諸報告を議題といたします。 番号1は文書報告として、
例月出納検査の結果について報告6件であります。御了承願います。
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△日程5 市報告
○議長(榎本鉄也君) 続いて、日程5、市報告を議題といたします。 市報告は文書報告として、
公設市場経過報告及び新宮港経過報告の2件であります。御了承願います。
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△日程6 陳情第2号 避難路拡幅についての陳情書
○議長(榎本鉄也君) 日程6、陳情第2号、避難路拡幅についての陳情書を議題といたします。 付託となった総務建設委員会委員長の報告を求めます。 7番、福田議員。
◆7番(福田讓君) (登壇)
委員長報告を行います。 平成27年6月定例会におきまして総務建設委員会に付託され、継続審査となっておりました、陳情第2号、避難路拡幅についての陳情書につきまして、委員会の審査の経過並びに結果を御報告いたします。 本陳情の趣旨は、王子町一丁目、NHK新宮ラジオ中継放送所横を通る王子ヶ浜小学校までの約20メートルの道が、人1人通れる程度の幅員しかなく、今後高い確率で発生が予想される巨大地震の避難路としては機能しないことから、拡幅を求めるものであります。 本委員会は、本陳情が住民の安全にかかわるものであることから、10回の委員会審査のほか現地調査を行い、また正副委員長ほか委員2名が願人の王子権現親睦会会長、同自主防災の会事務局長ほか8名と意見交換を行うなど、慎重かつ活発な議論を重ねてまいりました。 これまで委員会において、当局より「この地区は津波避難困難地域ではないため、補助金の対象にはならず、市の財源だけで全てを買収することは非常に難しく、実現性に乏しいのが現状です」との説明があったことから、委員より「この箇所の拡幅が困難であるなら、別のルートも考えるべきではないか」との意見が出され、要望箇所の避難路から北へ約60メートル離れた民有地を緊急時のみ通行可能とする代替案が示されました。しかし、この民有地は売却予定の土地であり、利用可能期間が不確定であることから願人の了解を得るに至りませんでした。 また、正副委員長による地元との意見交換においては、避難路拡幅の実現には、願人等においても積極的にかかわることが重要であることも含め協議し、また市長においても願人と意見交換を行うなど、避難路拡幅の実現に向けた取り組みを重ねてまいりましたが、願人が望む進展とはなりませんでした。 その後、課題となる整備費用について、当局より「仮に4メートルの幅員とした場合、アパートの買収を含め約7,000万円と試算します」との報告があり、委員より「これまでは財政的な面を考慮し本陳情の採択を懸念したが、何億円もの予算を投じる熊野川町の避難路や旧王子製紙跡地の高台整備と比較すれば、王子地区の避難路については高額とは言えず、整備するべきである」との意見がありました。 このような議論を重ねる中、平成28年7月21日開催の委員会においては、当局より財源について、『今年度終了予定の「緊急防災・減災事業債」、また複数の事業を3カ年から5カ年かけて一体的に行うことを条件とする「社会資本整備総合交付金」制度があります』と初めて説明があり、委員中から「対象となり得る起債や交付金の制度活用の可能性があるなら、本陳情について委員会としての結論を出すべきではないか」との意見が出され、採決に至りました。 採決に際しての討論では、「本陳情の趣旨には賛成だが、当局は現状、避難路拡幅のための財源を確保していないため、財政的な見通しが立った上で採択したほうがよい」との反対討論があったことから、挙手採決の結果、本委員会は陳情第2号について賛成多数により採択すべきものと決定をいたしました。 なお、本委員会において会議規則第135条第2項及び第137条により、市長に対し本陳情の送付並びにその処理の経過及び報告を請求することが適当と決定した旨、あわせて報告いたします。 以上で、報告を終わります。
○議長(榎本鉄也君) 委員長の報告について質疑に入ります。 2番、並河議員。
◆2番(並河哲次君) 何点かお聞きしたいんですけれども、以前から陳情が出てて、長らく議論されてきたものだと思うんですけども、まず一つ目が当局のほうから、この地区は津波避難困難地域ではないということで説明がされていて、これは県の発表している津波避難困難地域のことだと思うんですけども、津波避難困難地域ではないというところなんですが、委員会として、この陳情を取り上げて拡幅をしていこうというふうな議論に結果としてはなったのかなと思うんですけども、そのあたり、新宮市内で津波避難困難地域とかではない場所ということでいくと、ほかにも出てくるのかなと思うんですけども、どういった委員会での議論の中で、困難地域ではないけれども、ここをやっていこうというふうになったでしょうか。
◆7番(福田讓君) お答えいたします。 ただいま、2番議員からの質疑ですが、特に王子町、人口密集地域ということで、御承知と思いますが、家がかなり建ち並んでおります。災害が起こった場合に、家屋が倒壊等、また津波等も懸念される中で、すぐ上にあります王子ヶ浜小学校への道を確保するために、特に王子町は人口密集地帯でありますので、それを考慮した意見は多数ございました。
◆2番(並河哲次君) ありがとうございます。 そのあたり、そういうふうに県の困難地域には指定されていないですけれども、市としてもそういった実際には住宅が密集していて、避難が困難な可能性があるという認識は持っていましたでしょうか、市のほうは。防災対策課であったり。
◆7番(福田讓君) その内容的に言いまして、ただいま申し上げましたとおり、県の指定地域になっていないということは、当局は承知はしていると思いますが、住民の熱い思い、熱い陳情というものに対して、以前からですか、当時、別の委員会で学童農園等、そういう形の予算もあったわけなんですが、そのときはそれは執行されなかったということなんですが、陳情人の皆さんが思っている、特に住宅密集地であって災害が起こった場合、一挙にその方が退去すると、高台へ、特にここはそういった地域であるので、この避難路を拡幅していただきたいという熱い思いですか、それは当局は聞いておりました。
◆2番(並河哲次君) その思いというところだけではちょっと、それもすごく大事だと思うんですけれども、実際の中身が要るのかなと思うんですけれども、実際、ここ、避難を何回も訓練される中で、その訓練の実際に時間、訓練によって避難し終えることができる時間がその津波の到達の時間に少し間に合わない可能性があるとか、そういった訓練を踏まえての陳情だったのかなと、ちょっと記憶しているんですけども、そのあたり、実際の訓練に要した時間と、津波の到達する時間とか、そういった中での委員会での議論というのはありましたでしょうか。
◆7番(福田讓君) 御承知のとおり、地元地区の方が避難訓練をされていますね。そして、その中で、狭い道路で車椅子を押していくわけなんですね。後ろにたくさんの方が同時に坂を上るときに、なかなか避難道としては一遍に逃げにくいという、それも議論されておりました。
◆2番(並河哲次君) 重要だと私が認識しているところが、実際に避難困難地域ではないけれども、それをやっていかなければならないというところで、実際に避難訓練をされて、その要した時間が津波が想定されている、津波の時間よりも長くかかってしまっていると、そういったことがあるんであれば、避難路について、しっかり検討しなければいけないと思うんですね。そのあたりがポイントだと思うんですけれども、そのあたりの時間のどちらが長いのか、短いのかとかいった部分の議論を委員会の中でされたかどうかというところですね。 津波の来る時間と実際に避難に要した時間の比較というのが行われたですかね。
◆7番(福田讓君) そうですね。地震というのはいつ来るかもわかりませんし、そして、実際に、大きな南海トラフとか来ているわけではないんですが、それは国が想定している時間を考えたとき、あの密集している王子地区の皆さんが一人でも災害で死者を出さないために、道の今の状態でしたら、ほとんど車椅子が通っていっている間は逃げる場所がないと、これも現状です。 だから、そのとおり、2番議員がおっしゃることもわかるんですが、今回、そういった国の施策というのがございます。それが委員会を重ねるたびにこういう予算計上の仕方があると、国からの補助金、そして事業債が出てきましたので、それを検討した上で、できる限り市はそれをかなえる方向に向けて努力すべきであると、そのように考えて、本委員会は採択という形になったわけでございます。
◆2番(並河哲次君) ちょっと時間の部分についてはお答えいただけなかったんで、ちょっと正確にわからないんですけども、今少しお話しいただきましたもう1点のポイントで、事業費の財源についてなんですけども、この緊急防災・減災事業債であったり、社会資本整備総合交付金が使える可能性があるということなんですけども、実際これによって、例えば7,000万円と試算されている費用の中から、どのぐらいがこの緊急防災・減災事業債や社会資本整備総合交付金によって充てることができるのでしょうか。そういった説明というのはありましたでしょうか。
◆7番(福田讓君) お答えします。 緊急防災・減災事業債というのは平成28年度で打ち切られるわけなんですが、それまでにまだ時間があるという形で、この金額的には市が計上しています大体予算費用として7,000万円ですので、そのうちの70%はその国からの補助というんでしょうか。それが求められる形でなっております。 さらに社会資本整備総合交付金、これは3カ年計画によってこの事業を行っていくわけでございますが、今、とりあえず7,000万円というのは市が査定している全体の金額です。それに向けて当局がこの事業債を国に申請する場合、幾らで、国がその事業債に対して目的に向けてつけていただけるか、それは当局がすることですから、ただ当局が思案しているのは7,000万円は要るということです。
◆2番(並河哲次君) そうしますと、7,000万円は要って、そのうち、少しどのぐらい、最終的に社会資本整備総合交付金とかがついてくるかとかまでははっきりとは、現段階ではまだやっていないのでわからないというところですか。
◆7番(福田讓君) そうですね。
◆2番(並河哲次君) わかりました。 それから、最後のほうのこの処理の経過及び報告を請求することが適当と決定したということなんですけれども、これは陳情が最終的に採択されていった場合に、その中身、どういう検討結果になって、どういうふうに今進んでいるのかということを逐次委員会のほうへ報告をするようにということですね。
◆7番(福田讓君) 別に今、御指摘のとおり、会議規則第135条第2項を見ていただいたら結構なんですが、別にこれがなくても、総務建設委員会は陳情を採択した以上はその経過報告を市に求めることはいつでもできるわけなんですが、今回のあれは長年の願人からの陳情の趣旨に基づいてきちっと会議規則に基づいて報告をしていただくと、来年、平成29年3月で、28年度の緊急防災・減災事業債の予算は打ち切りになりますので、それも一刻も早く上げて、市長は今、地元の方との交渉もやっています。それを早急にやるために、報告は義務づけると、そういう形をもって、特に、今回は第135条第2項の規定を付記して陳情を採択したわけです。 本委員会は別にこれをつけなくても、委員会でいつも経過が聞けます。しかしながら、今回は特にこのいろんな事情があって、緊急を要する、期限が決められている国の事業に対しての起債ですので、特に慎重に早く、早急にこの事業の計画をつくっていただきたいということの気持ちも込めまして、このような付記をしたわけでございます。
◆2番(並河哲次君) わかりました。 質疑としては以上です。 議長、議事進行がしたいんですが。 (「議事進行」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) ちょっと待ってください。 大西議員、議事進行ですね。
◆17番(大西強君) 議長、この採択に当たっては、私は総務建設委員会のメンバーなんで
委員長報告は委任したんですけど、今、進行の中で反対討論を紹介したんですね。紹介したんですよ。その中で、並河議員が質疑を始めたんですけど、これ、賛成多数で採択になった理由は、津波対策だけのことじゃないんですよね。王子地区の人らが、災害時に不安を感じて、安全な王子ヶ浜小学校へ逃げたいと、高台へ。その中の避難路がないもんで、これを設置してくれという陳情だったんですよ。 それに対して我々は費用対効果ということも考えるわけですね。予算を任されている議会とすれば。そこのその調査の中で、政府の補助事業、起債事業を充てれば、地元負担金が3割程度で済むと。そうなると、住民の要望を満たすための費用が極端に少なくて済むと、これぐらいの費用であれば、当然住民の不安を解消するために必要な予算だということで、我々は許可したんですよ。採択したんですよね。 それを委員長がその反対意見を紹介されて、賛成意見を紹介してもらえないと、市民に誤解を招くと思うんですよ。だから、王子地区の人の要望に対して、それを受け入れたとなると、地域エゴやと、全市民から、全体の市民から地域エゴやととられたくないんで、大事なとこなんで、王子地区の要望は実際、我々全市民が負担する割合が政府の補助事業を入れれば極端に少なくて済むというところが採択の一番大事なとこだったと思うんですよ。だから、僕とすれば、委員長、反対の意見を紹介するのであれば、これはもう報道されますので、賛成意見もあって採決したと、反対意見と賛成意見があって、それで、採決した結果、賛成が多かったので採択したというふうな報告をしてほしかったんですね。その点について、ちょっと、委員長のほうに確認してもらえませんか。賛成意見を追加して報告してくれるんだったら、ありがたいんですが。
○議長(榎本鉄也君) 大西議員、
委員長報告につきましては、その都度、その委員会で皆さんの御了承を得て委員長に一任されているものでございますので、このことにつきましては、現在、委員長が報告されたそのものが全てでございますので、それを変更するということはいたしかねます。 あと、この
委員長報告は要するにこの陳情書を採択するという、総務建設委員会で賛成多数で採択をしたという報告でございますので、これは当然、賛成はもちろん賛成意見もその中に含まれていますので、ただ、少数意見を尊重して少数意見の部分の紹介を
委員長報告に入れたと判断いたしますので、ここで、大西議員の議事進行で委員長に賛成の意見を出していただきたいということについては、議長におきましてそれはいたしかねますということで、御了承いただきたいと思います。
◆17番(大西強君) 了解。 (「議事進行」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 並河議員、議事進行。
◆2番(並河哲次君) 今、委員長にもお答えいただいたんですけれども、1点だけ事実確認というところで、実際に王子権現の皆さんが何度も避難訓練を実施されて、そのときにかかっている、実際に避難に要した時間というところと、あと、実際に津波が一定の時間でこの地域にも来ると、最大の想定の中では来るということになっているんですけども、その時間というところだけを確認できたらと思うんですが。そこ、結構大事なポイントかなと思いまして。ちょっと防災対策課の方とか、議長に確認していただくようにお願いできますでしょうか。
○議長(榎本鉄也君) 委員長、どうぞ、発言許可します。
◆7番(福田讓君) 先ほどの私の報告の中で、10回にわたってこの陳情書は審査されました。その中で、委員会では正副委員長で行って、この陳情書を取り下げていただくようなことできないかということで、私らは行ってきたわけなんですよね、現地へ。しかし、現地の方の思いを聞いて、いろんな施策、国の事業債がないかということで、もっと執行者に対して調べるよう強く求めたわけなんです。それが今、報告の中で申し上げましたいろんな国の緊急防災・減災事業債とか、社会資本整備総合交付金があるということが最近になってわかってきました。 それはあくまでも、執行者がやることなんで、そういうところまで我々は、委員会は煮詰めてまいりました。だから、地元の願人の陳情に対して、我々は市民の意見はなるべく受け入れてあげたいということが我々議員としての責務ですが、しかし、大きな予算が要った場合、少しでも地元新宮市の負担金が少なくなる方法でやっていける方法を探しなさいと、それを研究しなさいということで、10回にわたって委員会をしてきたわけなんです。今回、そのような施策があるから、それに対して、早くできるものでしたら、その事業に乗れるような形で進めていくように、これは市長にももちろん、市長は地元の方とも協議しながら、地元の方の協力も得ながら、事業だけが進んでも、地元の方の同意がなければ難しいです。土地所有者のことですから。それを早く進めなさいということで、一応採択させていただきました。 先ほど、同僚議員からも質疑が、議事進行があったわけなんですが、そのとおりだと思います。私はその中でこの報告には載せなかったんですが、委員会の報告の中で、その地区の方の願いというんですか、かなえる方法は最少の経費でできる方法を考えろと、そういう思いでございます。 その中で、事業の計画性がまだ確定していないときに、この陳情書を採択すべきに対して少し意見がございました。反対意見ですね。それはもう別にその委員の皆さんの発言ですから、しかし本委員会は全委員の御意見を承り、最終的にこの陳情は採択し、あとの工事に係るいろんな事業債に対しては市もできる限り努力し、国に対して県に対してのアプローチをかけると、それを確認して採択したわけでございます。
◆2番(並河哲次君) いいですか。議事進行続けて。
○議長(榎本鉄也君) どうぞ。
◆2番(並河哲次君) 確認させていただきたいのは財源の部分ではなくて、実際に願人の方も根拠をしっかり持っておられると思うんですね。その根拠となる実際に避難に要していた時間とその津波が想定されている時間というところ、もし可能であれば、防災対策課とか。
○議長(榎本鉄也君) 並河議員、それは、委員会に私たちはこの問題を付託して、委員会の中で議論されていたものでございますから、そして今ここで先ほど委員長もおっしゃっていましたけれども、この報告はこの陳情書を採択するかしないか、住民の要望にお応えするかしないかということに尽きます。 それで、ですので、その辺の確認はこれは、私たちは委員会主義をとった以上、委員会の議論に委ねておりますので、ここで本会議でそれを蒸し返して答弁させるということはちょっといたしかねます。
◆2番(並河哲次君) はい、わかりました。
○議長(榎本鉄也君) それを認めていきますと、本会議でまたもう一度一から議論し直さなければいけなくなります。それを御理解いただきたいと思います。
◆2番(並河哲次君) はい。
○議長(榎本鉄也君) 田花議員。
◆14番(田花操君) この報告の中でお聞きしたいのは、全体事業費と幅員の件の議論があったかということをお聞きしたいんですけど、この件は以前にも当局は予算計上してそれで実際、整備をしようかという段階で、道路用地だけじゃなしに残地も買ういう、そういった当時、予算が出てきて、結局は取り消したんか、取り下げたんか。 それでこの幅員は4メートルいうのは、王子町あたりは、私道ばっかりあって、本当に公道がないから、もっとしっかりした幅員4メートルいうたら、今ではちょっと狭いんで、幅員の議論が、是非があったんかということと、この7,000万円というのはあくまでも道路用地だけで残地の費用は含まれていないというふうに理解してええんか、その2点だけちょっと、委員長、審査の中の。
◆7番(福田讓君) 今の議員からの御質疑なんですが、アパートの買収も含め、総試算としては約7,000万円ということで報告がございました。
◆14番(田花操君) そうしたら、残地は今回この7,000万円には入ってないし、もう買う予定は当局はしてないという積算として理解してよろしいですかね。
◆7番(福田讓君) 委員会としては、質疑の中で、全体を、この工事が完了するまでにはどれだけの費用が要るということの質疑がございましたので、当局は7,000万円という回答をしたと思います。
◆14番(田花操君) そうしたら、幅員の議論も特になかったですか。
◆7番(福田讓君) 初めは、4メートルでしたらいろんな事業があるということで、話を進めてまいりました。
◆14番(田花操君) 陳情書、願人からは4メートルにはこだわっていないと。
◆7番(福田讓君) そのとおりです。ただ、市当局としては、4メートルでしたら、いろんな補助とか起債とか、その範囲内でできることを初め考えていただきたいということで、地元の方と話したときにそういう話が、4メートルの道でしたら国の補助金、そういう仕方もあるということは話し合われました。
◆14番(田花操君) とにかく、この地域は私道がほとんどで、交通の隘路といいますか、本当にこういった陳情を積極的に早く採択して、事業化してあげてほしいというふうに思います。 以上です。
○議長(榎本鉄也君) ほかにありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 質疑を終わります。 本案について討論ありませんか。 1番、北村議員。
◆1番(北村奈七海君) 反対の討論をさせていただきます。 反対の理由の1点目としては、この中で当局から財源について説明があったかと思いますけれども、これは緊急防災・減災事業債に関しましては、今年度で終了予定であるということが一つ、私は事業として採択するには財源として不透明かなというふうに思っています。今年度で終了予定ということなんですが、もし、今年度仮に採択されようと思ったら、今の時点で事業の申請をしておかないといけないという説明が当局からはあったはずです。 それから、社会資本整備総合交付金制度、こちらに関しても、3カ年から5カ年かけて複数の事業を一体的に行うという説明がありまして、こちらも、本当にやっていこうとすれば、道路だけではなくて、何かほかの事業も重ねてやっていかないといけないというふうに話があったと思います。そのときにどういった事業をそれでは行っていくのかということと、もう一つは本当にその避難路のために改めて何か事業を行わなければいけないのかという必要性に関しては、この採択の話のときにはなかったというふうに記憶しています。 なので、1点目としては財源の見通しに関して私はまだ不透明な部分があって不安であるというところが1点目です。 もう一つは、先ほど同僚議員からもちょっと指摘があったかと思いますが、時間に関してとか、ここが避難困難地域ではないというところに関して十分な議論ができたというふうに私はまだ思っておりません。特に、三輪崎のほうでも、避難困難というか避難路というか、しっかりやってほしいというような話があるということは以前からも言われていたとおりかというふうに思っています。 市として全体の防災計画をどんなふうに立てて、どこを優先させていくのかといったところがしっかり議論になってなかったと思いますので、もう少し私は議論を重ねてしっかりと財源を確保した上で、市と足並みをそろえてこの陳情を実現に向かわせていったほうがいいと思っています。これは陳情の趣旨に反対するものではありませんが、議論が不十分であるという点をもって反対としたいと思います。 以上です。
○議長(榎本鉄也君) 17番、大西議員。
◆17番(大西強君) 本案については、賛成の立場で討論させていただきます。 本案については王子地区の住民の長年の要望、陳情案件であります。王子地区の人が災害時に王子ヶ浜小学校に逃げるための避難路を設置してほしいと、これはたっての要望ですが、現在、熊野川町に莫大な費用をかけて避難路を建設しております。また、熊野地地区は旧王子製紙跡地に避難の丘を建設しております。旧蓬莱小学校の校庭には避難するための丘が建設されました。 この新宮市の大災害については前例があって、70年前に南海トラフの大地震がありました。そのとき、新宮市はさしたる津波の被害はなかったわけです。しかし、震災による火災で市街地がほとんど焼失したわけです。現状、王子地区の人口密集地域を見てもらえたらわかるとおり、道路が非常に狭隘で、津波に限らず、震災による火災等、家屋倒壊の避難については、もともと近くに王子ヶ浜小学校という安全な場所がある。しかし、そこへ逃げ込む避難路が整備されてないというのが現状です。 審査の中で津波避難地区じゃないと、反対意見の中で、津波の避難地区に指定されていない。ならば、熊野地地区の旧王子製紙跡地の丘は何のためにつくるのか。あるいは、旧蓬莱小学校の校庭につくっている丘は何のためにつくったんですか。 市内全体の災害時の避難場所の整備をしている中で、王子地区の人たちがこの避難路の建設を要望することは極めて正当であって、これを我々拒否する立場にあるのか。そこを考えてほしいわけです。 その中で、財政的にこの王子地区の避難路の建設に当たって莫大な費用を要するのであれば、それは全市民が負担しなければならないことなので、費用対効果としては、慎重に検討いたしました。 私はもともと財政のことを考えると、不確定な災害に備えるための予算を執行するには非常に慎重な立場ですので、反対してたんです。しかし、ここに来て、他の地区でどんどんと避難場所が整備されている中で、王子地区の人の要望を蹴っていいのかと、真剣に考えた中で、そこで当局に国の助成がないのかとただしたところ、100%起債の事業があると。そうすれば、その災害対策の補助事業に充てれば、70%が国からの補助が得られるということになれば、地元負担金が3割程度ということになれば、総事業費から換算すれば、この陳情を採択して、王子地区の人たちの不安を解消することは全市民の犠牲は極めて少ないということになると思うんです。 その中で、費用対効果の中で考えて、この事業は採択するべきだということで、委員会で賛成の立場をとったわけです。 そういう意味で、反対意見もありましたが、反対意見のほうが少し、僕は市民に対する思いやりがないのじゃないかなと思いますので、その意味で私はこの陳情は採択して当局が真剣にこれの実現のために努力してほしいと思います。
○議長(榎本鉄也君) 11番、濱田議員。
◆11番(濱田雅美君) 賛成討論を行わせていただきます。この要望は10年来の要望であり、王子権現町内会は自主防災には地域住民が一丸となって非常に熱心に取り組んでいただいております。 その中でさまざまな状況を想定し、避難訓練を定期的に実施し、その結果として、自助、共助では逃げ切れない、命を守れないとの切実な思いで公助の手を求めている陳情であります。 災害が発生した際、この地域は私道で囲まれ、道が狭く、住宅密集地であり、まして、住民はほとんどの方が高齢者であります。 火災が発生しても消防車も入れない状況であり、津波ハザードマップにおいても、市として避難困難地域として考えて優先すべき地域であると考えます。市が大丈夫であろうと財政的理由で先延べにするのは大変危険な判断であると考えます。 私たちが取り組むべき施策で最も優先されるのは、市民の命と財産を守ることであると考えております。 よって、この陳情書に対しての採択に賛成させていただきます。
○議長(榎本鉄也君) 2番、並河議員。
◆2番(並河哲次君) 本陳情に対する賛成討論を行います。 先ほど、委員長のほうに実際に委員会の中で、避難に要する時間と津波の想定の時間を確認して、委員会の中ではそういった議論は確認できなかったんですけども、私自身、そういった実際の訓練に要した時間というところと、避難の時間を津波の想定の時間というところを比較した上で、これが必要だというふうに話を聞いています。 ですので、市としては、しっかりと根拠を持って要望がある、不安があるというところではなくて住民の方の命を守るために、しっかりと実際に想定される災害と、それに対してかかる時間であったり、建物の問題であったり、そういったところをしっかり根拠を持った上で進めていただきたいと思います。 以上です。
○議長(榎本鉄也君) 12番、上田議員。
◆12番(上田勝之君) 賛成の立場で討論をいたします。 本陳情につきましては先ほど11番、濱田議員の賛成討論でも述べられておりましたが、十数年来、王子権現町内会からの要望でもございます。そういった中では先ほど来、賛成の立場と言いつつ、もしくは反対の表明をされた議員の方もいらっしゃいますが、そういった考え方や議論については、事業化される時点での賛否の議論ではないかと考えます。 本陳情につきましては、王子権現町内会を構成する地域住民からの切なる願いを議会がどう受けとめるかという問題であって、いわゆる事業化する際の財源の根拠でありますとか、避難路を整備していくかどうかという議論とは若干賛成と言いつつも考え方が相違するのではないかと私は思います。 また、市当局におかれましては、王子権現町内会、王子地区のみならず、いわゆる海岸沿い、三輪崎、佐野、大浜や熊野地、あけぼのといった各地域の避難困難地域を初めとした地域住民からも津波対策に対する要望が強い箇所については、早急に整備方針や整備計画をきっちりと立てた上で、順位づけをした上で整備を進めていくことが肝要かと思います。 現在のような、市当局の蓬莱小学校跡地の築山やあるいは熊本地震で見られたように盛土の脆弱性についても問題視がされている中で、王子製紙跡地にも強行しようとしているような現状、あるいは、王子避難路に対する田岡市長の非常に冷たい答え、こういったことに対して警鐘を鳴らす意味でも、本陳情の採択に賛成をいたします。
○議長(榎本鉄也君) 討論を終わります。 これより本案について起立により採決をいたします。 委員長の報告について賛成の方の起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(榎本鉄也君) 起立多数であります。 よって、陳情第2号は委員長の報告のとおり採択し、あわせてその処理の経過及び結果の報告を市長に請求することに決定いたしました。 昼食のため午後1時まで休憩いたします。
△休憩 午前11時57分
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△再開 午後1時00分
○議長(榎本鉄也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△日程7 議案第53号 和歌山県
市町村総合事務組合の共同処理する事務の変更及び和歌山県
市町村総合事務組合規約の変更について
○議長(榎本鉄也君) 日程7、議案第53号、和歌山県
市町村総合事務組合の共同処理する事務の変更及び和歌山県
市町村総合事務組合規約の変更についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 尾崎総務課長。
◎総務課長(尾崎正幸君) (登壇) ただいま議題となりました議案第53号、和歌山県
市町村総合事務組合の共同処理する事務の変更及び和歌山県
市町村総合事務組合規約の変更について、につきまして御説明申し上げます。 本議案は、和歌山県
市町村総合事務組合が平成29年4月1日から、紀南環境衛生施設事務組合の常勤職員に対する退職手当の支給に関する事務を共同処理するため、同組合から地方自治法第286条第1項の規定に基づく協議がございまして、同法第290条の規定に基づき規約別表第2に「紀南環境衛生施設事務組合」を追加する変更について、議会の議決を求めるというものでございます。 以上、簡単ではございますが、説明とさせていただきます。 よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(榎本鉄也君) 本案について質疑に入ります。 2番、並河議員。
◆2番(並河哲次君) 確認なんですけれども、今回のタイミングでこういう規約の変更をするというのは、協議が最近行われたからということですかね。事務組合での。
◎総務課長(尾崎正幸君) 7月末に文書にて同組合から要請がございまして、それに基づきまして、本議案を提出させていただいたものでございます。
◆2番(並河哲次君) わかりました。 以上です。
○議長(榎本鉄也君) 質疑を終わります。 お諮りいたします。 議案第53号は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第53号は委員会付託を省略することに決定いたしました。 本案について討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第53号は原案のとおり可決いたしました。
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△日程8 議案第54号 平成28年度新宮市
一般会計補正予算(第2号)
○議長(榎本鉄也君) 日程8、議案第54号、平成28年度新宮市
一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 小谷総務部次長兼財政課長。
◎総務部次長兼財政課長(小谷充君) (登壇) ただいま議題となりました議案第54号、平成28年度新宮市
一般会計補正予算(第2号)について、御説明申し上げます。 まず、1ページの第1条では、予算の総額に3億8,356万4,000円を追加し、補正後の予算額を187億2,281万9,000円にするというものであります。 第2条では、地方債の変更は、第2表の地方債補正によるというものであります。 それでは、事項別明細書の歳出から御説明申し上げます。 恐れ入ります、12ページをお願いします。 3歳出、2款総務費1項5目財産管理費は、基金の積み立てを行うもので、前年度繰越金及び普通交付税額の確定に伴い、今後の起債償還財源としての減債基金と財源調整のための財政調整基金の積み立てであります。 なお、補正後の基金残高は、減債基金が17億4,300万円、財政調整基金が20億円であります。 次に、17目諸費の説明欄1から18までの事業については、前年度に収入された国及び県補助金等の精算返還金であります。 次に14ページをお願いします。 3款民生費1項3目老人福祉費の説明欄1老人クラブ活動支援事業は、昨年度、新たに設置した不老窯作業所の敷地において、降雨時における地盤等が不良のため、敷地の整備を行うものであります。 その下、2の在宅医療・介護推進協議会設置では、県の補助金を活用し、地域の医療介護関係者が連携等を行いながら、在宅医療と介護の提供ができる体制を構築するため、協議会の設置や介護事業所等関係者向けに研修会及び講演会などを実施するものであります。 次に、3の介護ロボット導入支援事業補助金は、国の補助金を活用し、介護従事者における介護等の負担軽減や職場環境の整備を図ることにより、介護従事者の確保を目的として、介護サービス事業者への機器導入に要する助成を行うものであります。 次に、10目介護保険事業費は、平成27年度決算における事務費繰入確定に伴う減額であります。 次、16ページをお願いします。 2項3目母子福祉費の児童扶養手当については、本年5月の児童扶養手当法の一部改正により、第2子及び第3子以降の加算額が、8月分手当からの12月支給分より改定となるため、その支給に係るシステムの改修費用であります。 4目保育所費の蓬莱保育所園舎周辺整備では、昨年度完成した園舎の敷地回りにおいて、降雨時における地盤不良等のため、通路の舗装整備等を行うものであります。 次の18ページをお願いします。 4款衛生費1項2目予防費の個別予防接種事業は、本年10月1日から施行の予防接種法改正において、1歳未満児へのB型肝炎予防接種が定期接種として追加されることに伴う接種費用等の補正であります。なお、接種対象者は、220人を見込んでおります。 3目健康増進費の説明欄1健康診査事業では、国のがん検診等にかかる指針の一部改正における胃内視鏡検査の導入に伴い、胃内視鏡検診運営委員会及び同検診読影委員会を設置し、検診のダブルチェック等を行い検査の充実等を図るものであります。 その下2の特定健診等事業は、国保特別会計の補助事業を活用し、受診率向上のため、特定健診の未受診者への受診勧奨等に要する費用であります。 次の20ページをお願いします。 2項1目清掃総務費の新宮市美化里親制度については、昨年度末に新宮市土建協同組合様から受けました寄附金を原資に、現在、美化活動に取り組んでいただいているボランティア団体への花苗等の消耗品を補正するものであります。 3目し尿処理費の紀南環境衛生施設事務組合負担金は、現在整備している南清園の汚泥再処理施設に係る負担金について、当初予定していた国庫補助金が減額変更となるため、市負担金の増額補正を行うものであります。 次の22ページをお願いします。 6款農林水産業費1項3目農業振興費については、野生鳥獣による農作物被害の増加が見込まれるため、捕獲手数料の増額を行うものであります。 次、24ページをお願いします。 7款商工費1項3目観光費の説明欄1各種団体等負担金は、本年4月に、熊野灘の捕鯨文化に関するストーリー「鯨とともに生きる」が、日本遺産に認定されたことに伴い、県及び4市町、新宮市・太地町・那智勝浦町・串本町において、情報発信の強化・誘客促進を目的とした協議会設立等に係る負担金であります。 その下2の紀の国トレイナート運営事業補助金は、平成26年度から実施の紀勢本線における駅舎や車両へのペイントなどを行う誘客PRイベントへの開催補助で、今回は、臨時列車内や駅舎においてジャズ演奏や天台烏薬を使ったスイーツの提供などを行うものであります。 次の26ページをお願いします。 8款土木費1項1目土木総務費の各種団体等負担金2件については、事業費割等の確定に伴う補正であります。 次、28ページをお願いします。 2項1目道路橋りょう総務費の各種団体等負担金1件は、事業費割等の確定に伴う負担金であります。 次の30ページをお願いします。 5項1目都市計画総務費の各種団体等負担金は、事業費割の確定に伴う補正であります。 次に32ページをお願いします。 10款教育費2項3目学校給食費は、小中学校等の親子給食方式に関する建築基準法第48条に係る県への特例許可申請について、必要となる防火区画の改修設計図書及び周辺所有者への同意書取得に要する経費の補正であります。 次に34ページをお願いします。 5項1目社会教育総務費については、県の補助金を活用し、小学生の放課後等における子供への学習習慣の確立や、大人との触れ合いによるコミュニケーション力の向上等を推進するため、指導員の配置等を行うものであります。 以上が、歳出であります。 次に、歳入についてですが、10ページをお願いします。 2歳入、9款地方交付税については、本年度の普通交付税額が確定したことによる補正で、確定額は52億3,154万6,000円であります。 次に、13款国庫支出金及び14款県支出金については、交付金、補助金の名称、補助率等、その内訳につきましては、いずれも説明欄記載のとおりであります。 17款繰入金1項1目は、特定健診分に係る国民健康保険特別会計からの一般会計への繰入金であります。 次に2項1目基金繰入金の減債基金繰入金ですが、当初予算においては、起債償還財源として基金の繰り入れを予定していましたが、平成27年度繰越金の確定により、財源対応が可能となったことから、減額補正を行うものであります。 18款繰越金については、本補正予算に必要な一般財源として、平成27年度からの繰越金の一部を充当するものであります。 次に、20款の市債については、事業の名称、充当率、いずれも説明欄記載のとおりで、9目の臨時財政対策債は、発行可能額の確定に伴う減額であります。 以上が、歳入となります。 次に、前に戻っていただきまして、4ページをお願いします。 第2表地方債の補正でありますが、3件の変更で、起債の目的、限度額、借り入れや償還の方法につきましては、いずれも記載のとおりであります。 以上、簡単ではありますが、説明とさせていただきます。 よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(榎本鉄也君) 本案について質疑に入ります。 7番、福田議員。
◆7番(福田讓君) 教育費の33ページです。先ほど財政課長から御説明いただきましたが、親子給食の小学校の給食調理場、これ、新聞に載ってましたですね。何か、建築基準法とかで新聞紙上に載っていて、私、何も経過報告は聞いてないんですが、ここでちょうど予算が出てきたのでお聞きしたいんですが、この概要をもう一度説明いただけますか。なぜこうなったかという。新聞では建築基準法に達してなかったとか、学校給食で別に自分とこでつくることに対する届け出とかあるんですかね。 そのあたりを新聞記事には載っているけど、教育長とか、教育の部長が新聞でそういう発表をされてましたけど、公の場でどういったことがあったかということをちょっと説明していただきたいんですよ。
◎
教育総務課長(北畑直子君) 総務建設委員会の皆様方にはお知らせしておりませんでしたので、こちらでちょっと御説明させてもらいたいと思うんですけれども、昨年12月8日付の県の健康体育課からの通知により、学校給食の共同調理場において、自校分と合わせて他校分の給食をつくって配送する場合、その調理場が工場の用途に該当するということで、建築基準法第48条に抵触してくるということで、ただ、その場合、特定行政庁、新宮市の場合和歌山県なんですけれども、和歌山県の特例許可があれば、それは認められるというようなことが文書でまいりました。 これを見たときには、認識不足を痛感するんですけれども、まず驚いたというところであります。早速、県のほうに確認いたしまして、新宮市が本当にそれに該当するのかというところで確認しました。 新宮市の場合、都市計画区域というのを引いております。その住宅系の地域に小学校がある場合、その調理場、自分のところの分をつくって食べるにはいいんですけれども、そこから持ち出した場合に、工場に該当するということです。 住居系の中にある調理場であり、なおかつ、原動機を使っているという、それから50平方メートル以上の調理場面積であるという、この三つの条件が合致しましたのが、神倉小学校と三輪崎小学校と王子ヶ浜小学校、それから、蓬莱小学校が今もうないんですけれども、調理場だけが残っております。そこが該当して、この4件について該当するということがわかりましたので、何としてでも、今年度中に特例の許可をいただいて、今の給食事業を継続したいということで、県と協議を重ねてきました。 そして、今の計画では、和歌山県に3月の審査会があります。それに何としてでも間に合わせて書類を提出し、許可をとって、今の給食事業を継続していきたいと思っているところでございます。 簡単ですけれども、何かまだ御質議があれば、よろしくお願いいたします。
◆7番(福田讓君) これ、12月の議会でしたか、国の通達を担当の課長か、職員かそれをミスったということで新聞に載って問題になったんです。今回も、
教育委員会の皆さん、また、教育長初め教育部長、教育課長、学校課長、わかったのは、昨年だったんでしょう。それから、どこからこういう話が出てきたのか。自分とこでわかってたんですか。誰かがこれを指摘したんですか。 私が疑問に思うのは、誰でも、我々も完璧な人間ではございませんし、しかし誰かが指摘せなんだら、こんなん出てこないんですよ。こういう問題は。 そこの根拠となるものはどんなんだったかということなんですわ。 だから、誰かがこれ訴えたん、どこかへ。こんなことがミスっているところがあるとか言って、
教育委員会を。じゃないんですか。そしたら、どこからこういうことで、あなたところで建築基準法をきちっと精査して、そういう届け出がしてないとなったんでしょう。 でも、今の教育長を初め
教育委員会の皆さんも知らなかったということですね。そこらでもうちょっと説明をお願いしたいんですが。
◎
教育総務課長(北畑直子君) これは、どこからも指摘されたものではありませんでした。県からも新宮市宛てに指摘をされたものでもありません。この建築基準法第48条というのが、親子給食をするのにとても弊害になっております。全国の市町村、中学校給食を始めるに当たって、親子給食、一番経済的に合理的な方法として小学校から中学校や幼稚園に運び出したいという思いがあるわけなんですけれども、そうするときに、この建築基準法第48条というのがハードルになっていました。 それで、国土交通省が所管するんですけれども、そちらのほうに要望としていろんな市から第48条の中に括弧書きで学校給食を除くというふうな手続というか、法的な扱いをしてもらえないかという要望がたくさん来る中で、国土交通省としては特例として特定行政庁が認めた場合はそれが可能であるんだから、そういうふうな手続を踏んでほしいということを全国の県のほうに通知を出したんですね。 それは、建築を担当する部署であり、学校給食を担当する部署であり、二つの部署に国土交通省から通知が行きました。 それで、和歌山県のほうも国土交通省の通知を受けて、給食担当のほうが各市町村に建築基準法第48条にこういうことで抵触するので、国土交通省のほうから特例許可の知らせと、また、その特例許可をとった事例、モデルケースですね、福岡県の中間市のケースをつけて、各市町村にメールで来ました。そのメールを読んで、教育総務課が担当しているんですけれども、まさしく新宮市の場合、親子給食で小学校の調理場から中学校に運んでいる、まさしく新宮市の都市計画区域の住宅系の中にあるということを認識しました。 それで、それでも工場になるということが信じられなかったんですけれども、和歌山県のほうに出向きまして、新宮市の現状はこうなっているんですが、本当に抵触するんでしょうかということを給食の担当の健康体育課を通じて、住宅建築課のほうに相談に行った次第です。 その中でどうしても今の給食事業を中断するわけにもいきませんので、何とか、もし抵触しているんであれば、このまま継続できるように許可をいただきたいと、今年度中、平成28年度中に許可をとらせてもらうような工程で指導をしていただけないかということを相談させてもらって、今に至っております。
◆7番(福田讓君) そうでしたら、これ、別に自分とこで通達が来てわかって、県とか行ったんでしょう。ということは、県も知らなかった。でも、あの新聞報道見たら、もう何でも新宮市の
教育委員会がミスするやないかと、そういうふうに書いているでしょう。我々議会として市民から、新聞を見て、何だこんなことあったんかと。ということは、新宮市の職員の資質というんですか、それを厳しく書かれたら、私らもつらいんですよ。12月にもあったでしょう。国からの指摘で、保育料の金額ですか。だから、
教育委員会がこういうことでミスが多発している中で、またあったと。我々議会は、新聞記事を見るまでわからないんですよね。内部でやっとるんでしょう。 いろんな話が出てきますよ。誰かがこれを指摘してやったんやとか、今、課長がおっしゃったようなこと、それから、新聞記事に載せましたか。我々のところがこういうことでちゃんとやってますから、別に間違ったことしてないということを指摘しましたか。 あの記事一発だけでしょう。そこに
教育委員会に対する教育長初め、信頼関係が崩れるわけなんですよ。あれから新聞発表で、うちは間違ってなかったいうことを言いましたか。 うちがしたことは別に間違ってないんでしょう。間違ってたん。だから、そうだったら、それに対して、後々直すんやったら直すで結構なんですけど、ただ、知らなかったということに対して、もう我々、報告受けるのは後からですわ。なぜその時点で早く議会にも報告していただけなかったか。何でも新聞です。 実際に教育長初め皆さんが一生懸命教育に関してやっていただいていることはわかるけど、なかなか建築基準法とか、親子給食で面積が必要で近所に家があったら、建築基準法によって申請を出しなさいということでしょう。それももうずっと何年もやっているんでしょう。 だから、一つのことで結局つまずくのは新宮市と、新宮市の信頼が落ちるわけなんですよね。 特に
教育委員会が、そうじゃないですか。 だから、これからもそういうことで届け出して、一応今はその段階で今、現状はうまいこといってるんでしょう。別に違法ではないんでしょう。ないんですね。 (「違法です」と呼ぶ者あり)
◆7番(福田讓君) 違法なんですか。直してない。どないするんですか、そしたら。 だから、直すのにそんなに時間かかるん。 だから、私ら現状わからないから聞いておる。質疑しております。もうちょっとわかりやすい説明してほしいんやけどね。
◎教育部長(片山道弘君) 県の特例許可をいただくために、県から指示されておりますのが、そういった給食施設の範囲、50メートルの土地所有者、家屋所有者の同意をもって申請をしてくれと言われておりまして、今その作業を続けているところでございます。 先ほど議員おっしゃっていただきました、当初法的なことが間違っているわけなんですけれども、これは親子給食を進めるときに当たって法的な洗い出しをしていなかったということが一つの原因だと思います。 また、いろいろ給食の施設をさわってきたわけなんですけれども、こういった施設をさわったときに、建築基準法の許可を得るような形の申請がこれまでなかったために、長年にわたって見過ごしてしまったという状況でございます。
◆7番(福田讓君) そしたら、県も知らなんだいうことやろ。けさ、前田賢一委員長が緊急質問したとおり、県もミスったあるということやろ。 ちゃうの。うちだけじゃないんでしょう。だから、そのあたり、もう何でもかんでも新宮市が悪いという形になってきているから。その許可を受けてやる、許認可を出すのは県でしょう。そこも知らなかったんでしょう。それが国土交通省からの指摘があってわかったということなんでしょう。ちゃうんですか。どうぞ、御答弁ください。
◎教育部長(片山道弘君) 県のほうも先ほど課長から申しましたように、メールで特例の事例を送っていた経過がございます。ですから、県のほうも目を通していたと思われます。 ですから、県もそういったメールも中身を確認できたかどうかというのは私どものほうではわかりません。
◆7番(福田讓君) 人間というのは、間違いはあります。それを早く訂正することも大事なんで、ただ、うちだけじゃなしに、許認可をする県も知らなかったということでしょう。話聞いたら。だから、そのあたり、今、50メートルの地区に住んでいる住民の許可を得るって、まだ、得てないんですか。もう大分なりますよ。きょう、今、9月でしょう。そんな時間かかるん。 どうなんですか。
◎
教育総務課長(北畑直子君) 県に初めて行ったのが、1月8日に確認に行きました。そこで、抵触しているということが明らかになってから、それでは、原動機というものについての審査が2月ぐらいまでかかりました。その後、建築審査会で審査していただくための書類等の確認にも時間がかかったところがございます。 ただ、その間ずっと建築基準法に合わない施設で給食をとめずに運営させていただいているという、県に相談しながら、こちらの計画を話しながら、進捗状況をお伝えしながら、県のほうにはそのままの給食をさせていただいている現状が今も続いております。 それから、建築審査会への申請書は1月に全てそろえて出す予定になっております。 もろもろの書類があるんですが、その中でも部長からありました同意書、周辺施設、四つあるんですけれども、その四つの施設、それぞれ、50メートルの範囲の土地、家屋の所有者の方の同意をもらわなければなりません。今、蓬莱につきましては、約81%の同意が得られたところであります。残り、三輪崎、神倉、王子ヶ浜というところの同意書、約600件ぐらいになろうかと思っているんですけれども、そちらを年内にそろえなければなりません。 進捗状況はただいまのところ、そのような状況であります。 今回、補正させていただくのは、設計業務委託料と同意書取得業務委託料という、この二つの業務委託なんですけれども、設計業務委託料につきましては、その審査会への書類の中で一つ、防火区画の整備、設計書というのが必要になります。学校の中に工場というのができるので、その学校部分と調理場部分との間の防火区画の整備というのが将来必要になります。それに該当しているところが神倉小学校と三輪崎小学校の2カ所になります。それの設計と、第48条の許可申請書の作成の委託と、あと、同意書につきましては、一応、もう12月までに何としてでもそろえなければなりませんので、今、職員で回っているんですけれども、念のため、300件ほどの委託する費用として今回計上させていただいているところです。
◆7番(福田讓君) 大体、御説明いただいて確認できたんですけれども、子供たちの給食は大事ですから、それを現状を維持しながら、県に対して、基準のあれで進めさせていただいているという状態ですね。 ただ、一つ質疑でお聞きしたいのは、こういうことがあったときに、1月ですか、新聞に載ってきたのはもうかなり遅かったですね。そういうときに、もっと我々、議会に対しても、私らもはっきり、ああいう新聞に載ることは恥なことですわ。市民からも、何なこの
教育委員会はと、12月にも今言うた幼稚園の保育料のことでも、かなり問題になったと、またこれかと、そういう新宮市の
教育委員会の資質が問われる問題だと思います。 だから、これからは問題があったときはすぐに報告していただいて、我々は市民の代表の議員ですから、その議員にもこういうことがありましたと、こういうことで一応報告しといてもらったら、私らもああそうかと、それはもう、知らなかったことは事実なんで、そしてそれが、給食にかかわることです。子供たちの大事な食事ですから、なるべく食事をとめずにやってほしいというのが、皆さんほかの議員も思っています。しかし、その事実があった、こういうことがあったということをもっと報告すべきではありませんかということに対して、教育長どう思いますか。
◎教育長(楠本秀一君) このことについては、教育民生委員会のほうでも報告させていただきました。 議員おっしゃるとおり、議会に対しての報告が遅いのではないかという御指摘がございました。それについては、国のほうがモデルとして中間市のケース、紹介されたわけですけれども、中間市のほうの場合は1軒1軒同意はとってないと、そういったやり方で許可を出しておるということで、県に対してそういったやり方もできないのかというような協議というんですか、そういった時間も持ちましたし、4月の人事異動で担当者が県のほうもかわられたという経緯もありまして、それとともに、私どもとしては、同意を要する件数をどなたが市民の方がそうなのかという持ち主の特定、それをしてから、きっちりとした上で、何軒同意をとらなければならないからということで明らかにして、議会のほうに報告しようかなと思ったわけですけれども、実はある新聞社のほうから、投書があったということを聞きました。 そういう中で、その新聞社の方と協議する中で、記者会見を一斉にやったほうがいいんじゃないかということを受けまして、私どもは何軒の調査をしなければならないか、軒数、実態つかめてなかったわけですけれども、急遽記者会見を開かせていただいて、これまでの経過と、それから、特に
教育委員会、また、こういう法制執務についてミスをしておったと、長年ミスをしておったということは本当に信用を失うことなんですが、申しわけなかったということを謝罪させていただきましたわけです。
◆7番(福田讓君) だから、今、教育長おっしゃったように、新聞社に投書あったということは、この事実を知った人間が投書したんでしょう。我々議員は知りませんよ。 知ってたら、私、教育長や部長に、こういうことあるけどどうなっていると言えるけど、話は聞いてない。誰かが投書したということはおかしいじゃないですかと聞いているんです。 この中身を知っている人間が投書しなければ誰がするんですか、と私は感じます。 私は別に教育長初め教育部長、
教育総務課長、学校教育課長が知らなかったことはもうこれ、私は別にそこを責めているわけじゃない。そういうことはあったということは誰かがこれを知っている人間がこれは投書したということでしょう。 ということは、市の関係者しか私は考えられないです。議員は誰も知りません。一般の市民が知ってますか。どうですか、教育長。
◎教育長(楠本秀一君) これについては、私ども、先ほど調査の段階できっちりとわかった段階で、公開していこうという方針を持ってましたけども、この件に関しては、どのみち、私ども
教育委員会がコンプライアンスをきちっとしない、手続をしないことは事実でありますので、そのことを早く是正して、まず私の職務としてはそれを早く許可を得る。それと同時に、県
教育委員会、あるいは県の住宅局のほうに、今やっている親子給食をとめないで、現状を維持する中で手続をとらせてほしいというお願いを申し上げています。 それが私の責務だと思っております。
◆7番(福田讓君) それは一応教育長の答弁で結構ですけど、私が質疑でお聞きしたいのはこういうった投書があったということは私は初めて聞いたんで、というのは投書をするということは、この事実関係、
教育委員会全てにおいてこういうことがあったということを知った者じゃなかったら、投書できないじゃないですかと聞いているんです。それはどう思っていますかと聞いているんです。一般の市民、わかってますか。わからないでしょう。 だから、そのあたりのコンプライアンスですよ。だから、私は非常にそういうところがつらい気持ちですね、自分としては。あなた方は一生懸命働いている。そこでこういうことがあったけど知らなかった。しかし、それを平気で投書できるという人の気持ちがわかりません。それは誰か知りませんよ。そのあたりもしっかりと精査すべきじゃないでしょうか。 それだけ最後質疑します。どうですか。どうぞお答えください。
◎教育長(楠本秀一君) 先ほどの答弁の繰り返しになりますが、我々の責任をきちっと果たすということが私ども
教育委員会の責務でありますので、これのことが第三者からそういったことがあった、あるなしにかかわらず、是正すべきことは是正すべきということで今、一生懸命取り組んでおるというところで御理解願いたいと思います。
◆7番(福田讓君) ただ、もう言うて答弁等、重なるところありますけど、職員の皆さん、一生懸命子供たちのために働いている。その中のその一部を捉えて、新聞社に対してこういうことがあるんだということ、今、投書あったというから質疑している。そのあたりも、職員一同も心にして、今後とも、ミスを犯さないようにやっていただきたい。それだけ質疑して終わります。
○議長(榎本鉄也君) 杉原議員。
◆3番(杉原弘規君) 23ページの農業振興費、野生鳥獣被害防止事業、こうなっているんですが、もう少しこれ、詳しくちょっと説明してくれませんか。どういう内容でどのように使っていくのか。
◎
農林水産課長兼
農業委員会事務局長(名古一志君) これにつきましては従来からあります有害鳥獣の駆除に対する1頭当たりの手数料の積み上げでございます。
◆3番(杉原弘規君) そうするとこれは、猿、イノシシ、鹿、まだあるのかいな、こういったものに当てはめると、こういうことで理解してよろしいですか。
◎
農林水産課長兼
農業委員会事務局長(名古一志君) そのとおりでございます。
◆3番(杉原弘規君) これはこれまでもこういう、そうか、前の予算でそれを消化してきたのか。これはまずは以前の補正ですかね、本予算やったかな、で使って、処理してきたんですね。
◎
農林水産課長兼
農業委員会事務局長(名古一志君) はい、そのとおりでございます。
◆3番(杉原弘規君) わかりました。ちょっと一般質問との絡みがありますので、お尋ねさせていただきました。ありがとうございました。
○議長(榎本鉄也君) 17番、大西議員。
◆17番(大西強君) 議長、さっきの福田議員の質疑の中で、施設の建設に当たって、建築確認の事務的なあれを怠っていたという中で、当局の答弁が50メートル以内の範囲の隣接者の同意を得なければならないと、建築確認上、それが今、60%から70%同意がしているけれども、建築確認上の隣接地の同意というのは強制規定じゃなくて、確認ですよ。強制規定じゃなくて、別に同意を得られなかった場合でもできるわけですね。そうしないと50メートル以内の範囲の中で反対する人がおったらできないということになるし、家を建てるときに、隣接地の同意が得られなんだら建てられないということになったら、みんな反対しますからね、隣接地は。日当たり悪なるとかで、みんな隣に家建つのなんか、皆同意しないでしょう。 だから多分、僕は強制規定じゃないと思うんですけど、でも答弁の中で50メートル以内の隣接の同意が必要だという答弁をすると、要するにそれが報道されると、みんな素人なもんで、僕は絶対条件なのかということを確認してほしいんですよ。その答弁が。建設農林部長でも、何でもええんでちょっと、正確なところ。僕の建築確認の認識と当局の答弁とちょっとそごがあったんで、どうですか。
○議長(榎本鉄也君) 議事進行ですね、それ。
◆17番(大西強君) 議事進行でもええよ。
○議長(榎本鉄也君) もう一度答弁をさせます。
◎
教育総務課長(北畑直子君) 和歌山県の建築審査会で特例許可について審査してもらうときの必要書類として同意書というのを言われています。 詳しくは、100%同意がとれなかったらだめというものではありませんが、申請書につける書類の一つとして、50メートル以内の土地家屋の持ち主の登記簿、そしてその方の同意書。同意については、どうしても反対であれば、その反対意見いただいて、改善策を立てなければならない。もうこういう極端なこと言えば、もうそんなのかなわんわと言って、同意をもらえなかったら、同意をもらえなかった理由を書けばいいというような内容です。 ですから、もう本当に100%ないと許可が得られないというものではございません。すみません。
◆17番(大西強君) そういうことで確認させてもらったんで、建築確認申請のときの隣接地の同意というのは絶対条件じゃないんですよ。そやけど、その答弁がそういうニュアンスに市民が聞こえると誤解を招くので、要するに、同意を取り付けなさいという指示だけれども、これが絶対条件でなくて、反対する人があっても仕方がないと、それは半分以上反対したらあれですけど、そこらを審査するということでしょう。それを市民に知らせたいんで、議事進行をかけたんで、わかりました。
○議長(榎本鉄也君) 了解しました。 1番、北村議員。
◆1番(北村奈七海君) まず、15ページの老人福祉費の中の在宅医療・介護連携推進協議会設置事業、この在宅医療・介護連携推進協議会の設置なんですけども、これが、どういったところに設置されるのか、何かの下部組織なのか、独立してどういったところに設置されるのかというのがまずお聞きしたいのと、あと、どういった人を委員として選出するのかを教えてください。
◎
健康長寿課長(河邉弘ミ子君) これは現在、地域包括ケアシステム運営協議会を地域包括ケアシステム代表者会議の中に機能を持たせております。その中に在宅医療・介護連携推進部会の部会を位置づけて実施しているもので、その委員会を在宅医療・介護連携推進協議会設置という形で捉えておりまして、そこは県のほうと協議させてもらって、了解を得ているものです。 委員構成は医師会、歯科医師会、薬剤師会、保健所、社会福祉協議会、介護支援専門員協会、介護保険施設、介護サービス事業所、
医療センター、地域包括支援センター、第2号被保険者、学識経験者というような委員構成になっております。
◆1番(北村奈七海君) 運営協議会を持たせていて、もうもともと設置されているものをこの推進協議会というふうに改めて位置づけるというような理解でいいんですか。
◎
健康長寿課長(河邉弘ミ子君) 地域包括ケアシステム構築の中で、在宅医療・介護連携推進部会をことしの5月に第1回目を開かせていただいたんですけれども、この補助事業は今年度、設置している部分についてもオーケーというか、了解していただいておりまして、介護保険特別会計の中でもこの項目はあるんですけれども、十分な予算がとれておりませんので、この予算の中では、講演会を中心にした講演会費でありますとか、研修会というところの予算をこれで充てさせていただきたいと思っております。
◆1番(北村奈七海君) はい、わかりました。ありがとうございます。 そうしたら、こちらの協議会設置はそれで以上で、次に、同じく下の介護ロボット導入支援事業補助金なんですけども、これなんですけど、これは厚生労働省が進めているものなんかなと思うんですけど、これはこの予算額だと、新宮市内だったらどれぐらいの事業所が利用できるのかということと、その予算なので、どこか導入を具体的に検討している事業所というのはあるのかどうか、教えてください。
◎
健康長寿課長(河邉弘ミ子君) この事業は介護サービス事業所等がこの機器導入することによって、介護従事者の負担の軽減を図り、働きやすい職場環境の整備というところで、介護従事者の確保に資することを目的として、国のほうから打ち出されております。 当初、この補助金の概要は1機器当たり20万円以上で1事業所につき300万円までというような制約がありましたが、全国で応募される事業所が大変多く、国のほうで査定が行われております。その内容につきましては、1同一市町村において同一事業所、1点ということで、1事業所につき1点までにするということと、全国では5,475事業所の応募があったということで、予算の範囲内における1事業所当たりの補助上限額が最初の規定よりも下がりまして、限度額が92万7,000円ということになっております。 ただ、国のほうの目的といたしましては、こういう介護ロボットの機器を導入することによって、介護従事者の離職を防ぎたいという目的がありますので、応募していただいた事業所の中でこの機器の対象となる事業所に対しては、全て対応していただけるというような査定になっております。 新宮市内では、4法人がこの事業所の交付の対象と内定を受けておりますが、1法人が辞退されておりますので、現在、3法人が92万7,000円の3カ所ということで内示をいただいているものです。
◆1番(北村奈七海君) はい、どうもありがとうございます。 そうするともうその3法人の人たちが具体的に導入を検討していると思うんですけど、もうそれだと、その法人たちとある程度話はしていて、何らかの介護ロボットを導入するときの事業の実施要項なんかももう既に新宮市では作成済みということなんでしょうか。
◎
健康長寿課長(河邉弘ミ子君) 国の要綱に基づきまして市のほうも作成しております。 介護ロボットと言いましても、要件が幾つかございまして、目的の要件としましたら、日常生活支援の中の移乗介護、移動介護、排泄支援、見守り、入浴支援のいずれかの場面において使用されるものであるというような条件でありますとか、あと、技術的要件といたしましては、センサー等によって外界や自己の状況を認識できるもので、これらによって得られた情報を解析してその結果に応じた動作を行う介護ロボットというような要件がついております。 今回、新宮市の市内の法人が出された内容につきましては、ベッドの内蔵型センサーみたいな形のもので、見守りの機能を果たすものというふうに一応計画の中では認識してございます。
◆1番(北村奈七海君) ありがとうございます。 ちなみに、ベッドの内蔵センサーは3法人ともほとんど同じものを導入するという感じなんでしょうか。
◎
健康長寿課長(河邉弘ミ子君) そうですね。3法人とも、施設のほうから要望が出されたものでありまして、介護用ベッドにそういうセンサーがついてあるもののような内容となっております。
◆1番(北村奈七海君) わかりました。ありがとうございます。 あと、最後に、35ページの子供の居場所づくり推進事業についてお聞きしたいんですけど、これは先ほどの説明の中で、学習習慣の確立のために指導員を配置するということだったんですけども、これはどういった場所で何人ぐらいの指導員を配置してという実際に事業を行う人数とか場所はどういったところを想定されているんでしょうか。
◎生涯学習課長(森奈良好君) 指導員の人数なんですけども、登録いただく人数は6人です。それから、1回の指導員数は状況を見ながらなんですけども、最低4人で実施していきたいと思っています。それから実施場所なんですけど、浮島児童館で実施します。実施の回数なんですけれども、浮島児童館が休みのとき、毎週月曜日ですけども、10月3日から年度末まで実施していきたいと思ってます。
◆1番(北村奈七海君) すごい初歩的な確認になってしまうんですけど、これは、もうもともとやっているところに県からまた補助を受けて増額するということなんですか。これは新しく事業が始まったからということなんですか。
◎生涯学習課長(森奈良好君) もともとやっとった事業にというふうなことではございません。新規事業でございます。
◆1番(北村奈七海君) わかりました。最後、もう1個だけ。 年度末までということなんですけども、これは何カ年か続いていくものという想定というかは県から何かあるんでしょうか。
◎生涯学習課長(森奈良好君) 今年度は歳入のほうでも持っているんですけども、10分の10ですけども、来年度以降も実施していくというふうなことは聞いてますけど、補助率については、まだ来年度以降はちょっと不確定なところでございます。
◆1番(北村奈七海君) わかりました。 以上です。
○議長(榎本鉄也君) 2番、並河議員。
◆2番(並河哲次君) 13ページの減債基金積立金と財政調整基金積立金なんですけども、それぞれ全部で、減債基金は17億円ちょっとで、財政調整基金が20億円ちょっとということで、先を見て積んでいただけてよかったと思うんですけども、これはもう結構具体的にこういったことに今後、見据えていることとかありますか。
◎総務部次長兼財政課長(小谷充君) 現在、このように積み立てを行いまして、今後の事業が文化複合施設を初めとした大きな事業がございますので、そういったところで減債基金なり、また財源の調整のための財政調整基金ということで、積み立てを行っていくという今回の補正でございます。
◆2番(並河哲次君) 何年までに幾ら積み立てるとかいう目標を持って積み立てていらっしゃるんでしょうか。
◎総務部次長兼財政課長(小谷充君) 何年までというようなことではなくて、今回におきましては前年度の決算による繰越金の額が確定ということになりますので、その当該年度における財政の収支において、このような形で積み立てが可能な場合において、早期にこういった形で積み立てを行っていきたいというふうに考えております。
◆2番(並河哲次君) わかりました。 もう1点なんですけれども、25ページの紀の国トレイナート運営事業補助金なんですけども、これは平成26年からトレイナート自体はやっていると思うんですけども、事業補助金というのはこれまでも市としては出してたんでしょうか。これ、初めてだったですかね。
◎
企画政策部次長兼
商工観光課長(中前偉君) これまでも出しております。
◆2番(並河哲次君) これ、金額はこの20万円で同じような形で出しているんでしょうか。 あとは、効果というか、市としてこういった効果があったと認識していますというような何か補助先から何かが出てたりとか、そういったものはありますでしょうか。
◎
企画政策部次長兼
商工観光課長(中前偉君) これまでも20万円ということで、市町村では田辺市が50万円、その他、御坊市以南の市町で20万円ずつと、それから、和歌山県が70万円です。 それで、全体事業費は530万円の事業ということで、毎年、新宮駅周辺でもたくさんの人が訪れて、大変この金額にしてはにぎわって、JRの促進であったり、まちの活性化に十分寄与しているというふうに考えています。
◆2番(並河哲次君) 何か報告が出ているわけではないんですか。また、それは決算とかでも説明はあるのかなと思うんですけれども。
◎
企画政策部次長兼
商工観光課長(中前偉君) これについては、主催が紀の国トレイナート実行委員会、もじけハウスというところの廣本さんという方なんですけど、終了後、報告はいただいております。
◆2番(並河哲次君) わかりました。 以上です。
○議長(榎本鉄也君) 質疑を終わります。 本案はお手元に配付しております分割付託表のとおり、各
常任委員会に付託いたします。 15分間程度休憩いたします。
△休憩 午後2時04分
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△再開 午後2時18分
○議長(榎本鉄也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△日程9 議案第55号 平成28年度新宮市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
○議長(榎本鉄也君) 日程9、議案第55号、平成28年度新宮市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 赤坂
市民窓口課長。
◎
市民窓口課長(赤坂幸作君) (登壇) ただいま議題となりました議案第55号、平成28年度新宮市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 国保1ページをお願いします。 第1条では、事業勘定において、予算の総額に995万1,000円を追加し、補正後の予算を47億6,102万7,000円とするものでございます。 それでは、事項別明細書により、歳出から御説明いたします。 国保10ページをお願いいたします。 3歳出、1款総務費1項1目一般管理経費16万円の増額は、平成30年度からの国民健康保険制度改革に伴い、和歌山市で開催される検討会議の増加等により旅費を補正するものでございます。 国保12ページをお願いいたします。 2項1目賦課徴収費59万4,000円の増額は、国保制度改革に対応するため、システム改修の委託費用を補正するものでございます。 国保14ページをお願いいたします。 2款保険給付費1項2目退職被保険者等療養給付費は、平成27年度療養給付費交付金の精算による追加交付額を充当するもので、予算の増減はございません。 国保16ページをお願いします。 8款保健事業費1項1目特定健康診査等事業費246万3,000円の増額は、保健センターで実施することとなった特定健診未受診者対策事業の委託費用を一般会計に繰り出すため、補正するものでございます。 国保18ページをお願いします。 2項1目保健事業費2万7,000円の増額は、データヘルス計画策定に係る旅費及び消耗品費を補正するものでございます。 国保20ページをお願いします。 11款諸支出金、1項3目償還金670万7,000円の増額は、平成27年度療養給付費負担金の決定及び平成27年度県特別調整交付金の決定により補正するものでございます。 続きまして、歳入を説明いたします。 国保8ページにお戻り願います。 2歳入、3款国庫支出金1項1目財政調整交付金につきましては、特別調整交付金448万7,000円を充当するものでございます。 2項2目国民健康保険制度関係業務準備事業費補助金につきましては、科目を新設し、59万4,000円を充当するものでございます。 4款療養給付費交付金1項1目療養給付費交付金につきましては、療養給付費交付金953万円を補正するものでございます。 6款県支出金、2項1目財政調整交付金につきましては、特別調整交付金16万円を充当するものでございます。 10款諸収入3項1目雑入につきましては、482万円を減額するものでございます。 以上、まことに簡単でございますが、
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(榎本鉄也君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。
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△日程10 議案第56号 平成28年度新宮市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
○議長(榎本鉄也君) 日程10、議案第56号、平成28年度新宮市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 赤坂
市民窓口課長。
◎
市民窓口課長(赤坂幸作君) (登壇) ただいま議題となりました議案第56号、平成28年度新宮市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 後期1ページをお願いします。 第1条では、予算の総額に781万円を追加し、補正後の予算を7億8,673万円とするものでございます。 それでは、事項別明細書により、歳出から御説明いたします。 後期10ページをお願いいたします。 3歳出、2款後期高齢者医療広域連合納付金1項1目後期高齢者医療広域連合納付金781万円の増額は、平成27年度分の繰越保険料で、広域連合へ納付するものでございます。 続きまして、歳入を説明いたします。 前のページ、後期8ページにお戻り願います。 2歳入、5款繰越金1項1目繰越金781万円の増額につきましては、前年度からの繰越金でございます。 以上、まことに簡単でございますが、
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)の説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(榎本鉄也君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。
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△日程11 議案第57号 平成28年度新宮市
介護保険特別会計補正予算(第1号)
○議長(榎本鉄也君) 日程11、議案第57号、平成28年度新宮市
介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 河邉
健康長寿課長。
◎
健康長寿課長(河邉弘ミ子君) (登壇) ただいま議題となりました、議案第57号、平成28年度新宮市
介護保険特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 介護1ページをお願いします。 第1条第1項で、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ4,387万2,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ40億4,410万7,000円とするものでございます。 今回の補正は、第1号被保険者保険料還付金及び国庫、県費負担金等の精算による負担金の返還金を計上するものです。 それでは事項別明細書により、歳出から御説明申し上げます。 介護10ページ、11ページをお願いいたします。 3歳出、7款諸支出金1項1目第1号被保険者保険料還付金36万3,000円は、平成27年度決算時における第1号被保険者保険料の還付未済金の還付であります。 3目償還金4,350万9,000円は、平成27年度地域支援事業及び介護給付費に対する国庫、県費、支払基金への精算による返還金であります。 次に歳入について御説明申し上げます。 恐れ入りますが、介護8ページ、9ページをお願いいたします。 2歳入、4款1項1目介護給付費交付金の過年度精算分51万7,000円の増額、7款1項4目その他一般会計繰入金の事務費繰入金は、前年度繰入金確定に伴い66万円を減額するものであります。 同じく7款2項1目介護給付費準備基金繰入金は、前年度精算により412万4,000円の増額、8款1項1目繰越金3,989万1,000円の増額は、前年度繰越金を計上するものです。 以上、簡単ではございますが説明とさせていただきます。御審議のほど、よろしくお願いいたします。
○議長(榎本鉄也君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。
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△日程12 議案第58号 平成28年度新宮市
蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計補正予算(第1号)
○議長(榎本鉄也君) 日程12、議案第58号、平成28年度新宮市
蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 岩崎
生活環境課長。
◎
生活環境課長(岩崎誠剛君) (登壇) ただいま議題となりました議案第58号、平成28年度新宮市
蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計補正予算(第1号)につきまして、御説明を申上げます。 蜂伏1ページをお願いいたします。 第1条では、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ159万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2,994万3,000円とするというものでございます。 第2項では、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるというものでございます。 それでは、事項別明細書により歳出から御説明を申し上げます。 蜂伏10ページをお願いいたします。 2款1項1目の蜂伏団地共同汚水処理施設基金積立金でございますが、159万3,000円を増額して、601万6,000円にするという補正でございます。 続きまして、歳入について御説明を申し上げます。 蜂伏の8ページをお願いいたします。 4款1項1目の前年度繰越金に159万3,000円を増額し、159万4,000円とするものでございます。これは、平成27年度の繰越金が確定したことによる増額でございます。 以上、簡単ではございますが、説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(榎本鉄也君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。
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△日程13 議案第59号 平成27年度新宮市一般会計・
特別会計歳入歳出決算の認定について
△日程14 議案第60号 平成27年度新宮市
水道事業会計利益の処分及び決算の認定について
△日程15 議案第61号 平成27年度
新宮市立医療センター病院事業会計決算の認定について
○議長(榎本鉄也君) 日程13、議案第59号、平成27年度新宮市一般会計・
特別会計歳入歳出決算の認定についてから、日程15、議案第61号、平成27年度
新宮市立医療センター病院事業会計決算の認定についてまでの3件を一括議題といたします。 お諮りいたします。 本3件は提出者の説明を省略することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 御異議なしと認めます。 よって、本3件については、提出者の説明を省略することに決定いたしました。 お諮りいたします。 本3件の取り扱いについては、
特別委員会を設置し付託したいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第59号、第60号及び第61号については
特別委員会を設置し、これに付託することに決定しました。 なお、
特別委員会の名称及び委員構成は、議案第59号については、平成27年度一般会計等決算審査
特別委員会とし、委員は8名。 次いで、議案第60号及び議案第61号については、平成27年度企業会計決算審査
特別委員会とし、委員は7名で設置することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 御異議なしと認めます。 よって、
特別委員会の名称及び委員構成については、そのように決定いたしました。 なお、ただいま設置されました
特別委員会委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、議長においてお手元に配付いたしております氏名表のとおり、平成27年度一般会計等決算審査
特別委員会委員に、1番、北村議員、5番、松畑議員、8番、辻本議員、11番、濱田議員、12番、上田議員、13番、東原議員、15番、松本議員、16番、屋敷議員、以上8名を、次に、平成27年度企業会計決算審査
特別委員会委員に、2番、並河議員、3番、杉原議員、4番、大石議員、6番、前田議員、7番、福田議員、14番、田花議員、17番、大西議員、以上7名を、それぞれ指名選任いたします。 これより、各
特別委員会の正副委員長互選のため、暫時休憩いたします。
△休憩 午後2時34分
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△再開 午後2時45分
○議長(榎本鉄也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 各決算審査
特別委員会、正副委員長互選の結果について御報告いたします。 平成27年度一般会計等決算審査
特別委員会は、委員長に13番、東原議員、副委員長に1番、北村議員。平成27年度企業会計決算審査
特別委員会は、委員長に17番、大西議員、副委員長に4番、大石議員。以上のとおり、それぞれ選任されましたので御報告いたします。
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△日程16 諮問第2号
人権擁護委員の推薦について
○議長(榎本鉄也君) 日程16、諮問第2号、
人権擁護委員の推薦についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 赤松
人権啓発課長。
◎
人権啓発課長(赤松勇人君) (登壇) ただいま議題となりました諮問第2号、
人権擁護委員の推薦についてを御説明申し上げます。 本諮問は、
人権擁護委員法第6条第3項の規定により、
人権擁護委員の推薦について議会の意見を求めるというものです。 新宮市の
人権擁護委員の定数は9名であります。そのうち5名の委員が平成28年12月31日で任期満了となります。 任期満了を迎えます委員のうち、小芝稔委員、西嶋久美子委員、山本敬委員及び福岡脩惠委員につきましては再任という形で法務大臣に推薦いたしたく、また任期満了となり退任となります那須稔委員の後任として丸谷昌良氏を法務大臣に推薦したいというもので、委員の任期は3年であります。 なお、委員の略歴につきましては、2ページから4ページに参考として記しておりますので御参照ください。 以上、簡単ではございますが説明とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(榎本鉄也君) 本案について質疑に入ります。 1番、北村議員。
◆1番(北村奈七海君) ちょっと確認だけなんですけど、再任と新任の方たちの、具体的に略歴ではわからなかった、どういったところでその
人権擁護委員として適格かというところの何か具体的な指標があったらそれを教えてもらいたいんですけれども。
◎
人権啓発課長(赤松勇人君) 略歴のほうにも載せておりますが、主な方は学校の先生、またさまざまな特定非営利活動団体の副会長様とかそういう形で、新たにお願いする方につきましても学校の校長先生を経験されて、社会的に信任を得られている方ということでお願いしたいというものでございます。
◆1番(北村奈七海君) あと、もう1個だけ。 ある程度こういった
人権擁護委員になるには、それなりの社会的立場にいて、それから長い社会人経験を経てこないとちょっと難しいというようなものがあったりするんでしょうか。
◎
人権啓発課長(赤松勇人君) そのように考えております。
◆1番(北村奈七海君) ありがとうございます。以上です。
○議長(榎本鉄也君) 質疑を終わります。 お諮りいたします。 諮問第2号は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 御異議なしと認めます。 よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。 本案について討論ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 御異議なしと認めます。 よって、諮問第2号はこれを同意することに決定いたしました。 暫時休憩いたします。
△休憩 午後2時50分
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△再開 午後4時47分
○議長(榎本鉄也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 あらかじめ会議時間を延長いたします。
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△
日程追加変更について
○議長(榎本鉄也君) この際、議事日程を追加変更して、お手元に配付しております委員会発案第2号、
河川管理者の責務として
世界遺産熊野川の
濁水問題改善を県に求める決議を議題といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 御異議なしと認めます。 よって、議事日程を追加変更して委員会発案第2号を議題とすることに決定いたしました。
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△
日程追加変更 委員会発案第2号
河川管理者の責務として
世界遺産熊野川の
濁水問題改善を県に求める決議
○議長(榎本鉄也君) 委員会発案第2号、
河川管理者の責務として
世界遺産熊野川の
濁水問題改善を県に求める決議を議題といたします。 提案者の説明を求めます。 熊野川濁水・
治水関連対策特別委員会委員長、6番、前田議員。
◆6番(前田賢一君) (登壇) それでは、
河川管理者の責務として
世界遺産熊野川の
濁水問題改善を県に求める決議の提案説明を行います。 新宮市議会は、半世紀にわたり熊野川にかつての清流を取り戻すべく、関係機関と連合会や協議会を組織し、また本市議会において
特別委員会を設置するなど、鋭意取り組んできたところである。そのような中、平成16年本地域の熊野川は世界で唯一の川の参詣道として世界遺産に登録された。 しかしながら、不幸にも多数の死者を出した平成23年の紀伊半島大水害による爪跡はいまだに残り、その顕著なものの一つが熊野川の濁水問題であるが、本市議会はこの問題を解決すべく国・県や発電会社に対し要望活動を実施するなど、従来以上の取り組みを重ねてきたところである。 このような取り組みの中、9月1日、那智勝浦町体育文化会館で開催された和歌山県「水の国、わかやま」のキャンペーン情報交換会において、「世界唯一の川の世界遺産である熊野川と川舟下りについて(
ガイドブックでは)一言も触れていないのはなぜか」との新宮ガイドの会の質問に対し、県観光局長が、「本流は濁った状態が多く絵的には掲載しづらい」と発言したことが、本市の担当課報告書において確認された。これは新宮市民にとって屈辱的な発言である。 熊野川が本来の清流を取り戻すには、言うまでもなく
河川管理者である県がイニシアチブを発揮し、取り組むべき問題である。にもかかわらず、このたびの県観光局長の「絵的には掲載しづらい」という発言は、川舟観光客に対してもまことに無礼なものであり、今後の観光客への影響を生じさせる可能性のある重大発言である。 さらにこの発言は、県の熊野川濁水改善に対する人ごとの姿勢を明らかにしたもので、我々の熊野川への強い思いを軽んじているものであり、看過できない発言である。 水の魅力発信は、世界遺産である川の参詣道「熊野川」のはずである。「絵的には掲載しづらい」と感じるならば、「絵になる川」にするのが
河川管理者すなわち県の責務であることを認識されたい。 以上、今般の県観光局長の発言に代表されるような和歌山県当局の認識に対し、断固抗議するとともに、今後
河川管理者として積極的に世界遺産の熊野川の
濁水問題改善に取り組むよう強く求める。 以上、決議する。 平成28年9月6日。 和歌山県新宮市議会。 以上です。同僚議員各位の御賛同をお願いいたします。
○議長(榎本鉄也君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 質疑を終わります。 本案については会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたします。 本案について討論ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 御異議なしと認めます。 よって、委員会発案第2号は可決することに決定いたしました。
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△休会について
○議長(榎本鉄也君) 以上で本日の議事日程は終了いたしました。 この際、お諮りいたします。 議会運営の都合により、あす9月7日から12日までの6日間、休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 御異議なしと認めます。 よって、あす9月7日から12日までの6日間、休会とすることに決定いたしました。
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△散会の宣告
○議長(榎本鉄也君) 以上により、次回の本会議は、9月13日午前10時から会議を開き、一般質問を行います。 本日は、議事日程のとおりその議事を終了しましたので、これをもって散会いたします。 本日は大変御苦労さまでございました。
△散会 午後4時53分...